「最近なんだか、ぐっすり眠れない…」
「朝すっきり目が覚めないし、寝た気がしない。起きても体が重い…」
という方もいるのではないでしょうか。
私も上記のような寝ても体が重い、十分に睡眠時間は取っているのに回復していない感じがする、といった時は睡眠の質が悪かったのです。
寝ているのに寝た気がしない、といった日が続くと起きても疲労感がありますし、集中力が低下してきます。
仕事にも差し支えてきてしまいますし、学生さんであれば、勉強も頭に入らない…といったことにもなりそうです。
そんな睡眠の質ですが、セルフチェックをすることができます。
睡眠の質をセルフチェックすることで、ある程度、自分の睡眠の傾向を掴むことができます。
ぜひご自分の睡眠の質をチェックしてみてください。
睡眠セルフチェック
ここでご紹介する睡眠セルフチェックは、アテネ不眠尺度に基づくものです。
睡眠は心身のコンディションに重要な関りを持っています。
眠れない日が続くと、心も不調になりやすいのです。
睡眠の質が悪くなってきたことに気づいたら、改善していくことがとても大切になってきます。
そのためにもまずは睡眠セルフチェックをしてみることが大切です。
アテネ不眠尺度(AIS)とは
アテネ不眠尺度(AIS)とは、WHOのプロジェクトが作成した不眠症自己評価尺度です。
8つの質問項目から成りますが、睡眠障害（不眠症）の抽出率が高いことからよく利用されています。
アテネ不眠尺度(AIS) 質問
下記の8つの質問に回答してみてください。
問いの回答は、過去1ヵ月間に少なくとも週3回以上経験した項目を選んでください。
各質問の4つの選択肢の中から1つを選び、点数の合計で結果が診断されます。
質問
Ｑ１．寝床についてから実際に寝るまで、時間がかかりましたか？
０点 寝つきはよい
１点 少し時間がかかった
２点 かなり時間がかかった
３点 非常に時間がかかった、あるいは全く眠れなかった
Ｑ２．夜間、睡眠途中に目が覚めましたか？
０点 問題になるほどではなかった
１点 少し困ることがある
２点 かなり困っている
３点 深刻な状態、あるいは全く眠れなかった
Ｑ３．起きたい時間より早く目覚め、それ以上眠れないことはありましたか？
０点 そのようなことはなかった
１点 少し早かった
２点 かなり早かった
３点 非常に早かった、もしくは全く眠れなかった
Ｑ４．夜の眠り、昼寝と合わせて睡眠時間は足りていますか？
０点 十分である
１点 少し足りない
２点 かなり足りない
３点 全く足りない、もしくは全く眠れなかった
Ｑ５．全体的な睡眠の質は？
０点 満足している
１点 少し不満
２点 かなり不満
３点 非常に不満、もしくは全く眠れなかった
Ｑ６．日中の気分はどうですか？
０点 いつも通り
１点 少しめいった
２点 かなりめいった
３点 非常にめいった
Ｑ７．日中の活動はどうですか？
０点 いつも通り
１点 少し低下
２点 かなり低下
３点 非常に低下
Ｑ８．日中に眠気はありますか？
０点 全くない
１点 少しある
２点 かなりある
３点 激しい
結果
合計得点を出してみてください。
結果、
４点未満の方は睡眠障害の心配はありません。
４～５点の方は、不眠症の疑いがあります。
状況を見て、日常生活や健康に影響が出そうな場合には、できれば医師に相談されることを推奨します。
６点以上の方は不眠症の疑いがあります。
仕事や学業に支障がある場合、自覚がある場合には医師に相談されることをおすすめします。
睡眠の質が悪いと感じる場合
上記はあくまで簡易な睡眠のセルフチェックにはなりますが、睡眠状況をよく把握することができる質問です。
眠りの質が気になる方は、時々チェックしてみて状態を把握するのが良いかもしれません。
また当サイトに掲載している以下の記事では、睡眠の質を上げる方法をご紹介しています。
私自身が体感していますが、眠りの質を上げるには生活習慣の見直しと食べ物はとても重要です。
これらを少しずつ改善することで、質の高い眠りが増えていくのではと思います。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
睡眠セルフチェック、まとめ
睡眠セルフチェックとして、アテネ不眠尺度(AIS)をご紹介しました。
多くのサイトで紹介されていますし、サイト上でチェックして自動で点数を計算、結果を表示してくれるところもあります。
そこまでの質問数でもありませんが、使い勝手の良いサイトを見つけてブックマーク、睡眠の質が気になるときは時々、ご自身の睡眠状況をチェックされることをおすすめします。
まずは状況把握が大切と思います。
